嫌われる勇気 トラウマを否定せよ
嫌われる勇気やっと読みました。
この本はアドラー心理学を紹介している本なのです。
二人の登場人物による対談を読む形で読みやすい本でした。
内容は、人は変われないと考える青年と変われると考える先生の対談です。
気になった言葉がいくつかあるので簡単に紹介させていただきます。
トラウマを否定せよ
トラウマや性格、小さいころからの習慣など、大人になってからも変えられないものってあると思います。
しかし、アドラー心理学はこれを全否定します。
例えば、引きこもりの人。
一歩でも外に出れば不安で激しい動機と手足の震えが止まらず外に出たくとも出られない。
これは「不安で外に出られない」のではなく「外に出たくないから不安という感情を作り出している」
つまり外に出たいと思いつつも変化は非常に労力を要するために、心のどこかで部屋にいることを望んでいる。部屋にいることを自ら選択している。
このように人間はすべての行動を何かしらの目的のために自ら選択している。
なるほどって感じですよね。
私も自分の性格がよくないのは家庭環境が悪かったせいだと正直思っていました。
しかし過去は関係なく、自分が今の状態でも生きていけるし変化しないことは楽だから変化をしていないだけでした。
また、家庭環境さえよければ自分はもっと良い人間になっており、良い人生を送っていたという可能性にすがっていました。
つまり、変化をしないという目的のために家庭環境の悪さを言い訳にしていたということになります。
本当に恥ずべきことでした。
自らの人生はすべてを自らが選択して行動しているということをしっかり自覚して生きようと思いました。
変わりたいと思っている人や変われないと思っている人におすすめの本です。
ぜひ一度読んでみてください。